プロフィール

平出遺跡のあゆみ

ブドウ畑が一面に広がる「桔梗ヶ原」と呼ばれる地にある平出遺跡は、縄文時代から平安時代にかけての大集落跡です。
遺跡は江戸時代から土器や石器が拾える場所として知られ、当時の記録にも残されています。
本格的な発掘調査は昭和25年に始まり、中でも古墳〜平安時代の豊富な出土品は、当時の生活復元をある程度可能にすることができる貴重なものであると評価されました。

こうしたことから昭和27年、国史跡に指定されました。
発掘調査はそれ以後も数回にわたって実施され、現在までに290の竪穴住居跡や建物跡、それに伴う多くの土器、石器、鉄器類が見つかっています。

発堀の発端 ■昭和22年
畑地から偶然掘り出された緑釉水瓶が國學院大學教授大場磐雄氏、宗賀小学校教諭 原嘉藤氏の関心を呼び、以後の発掘の原動力となる。

■昭和24年
地元の小・中学生、高校生らによって発掘調査が行われる。
総合学術調査の開始 ■昭和25年〜
宗賀村(現塩尻市)主体による調査団が組織され、考古学のみならず、地学、古生物学、建築学、民俗学など多方面からの総合的な学術調査が実施される。
以後、昭和26年11月まで4次にわたる大発掘が実施される。
古墳時代住居の復元 ■昭和26年
東大教授藤島亥治郎氏の設計により3号住居を復元する。
古墳時代以降の竪穴住居としては全国で初めて復元され、以降の復元住居の基本となる。
国史跡の指定 ■昭和27年
15haが国史跡に指定される。
平出遺跡考古博物館
開館
■昭和29年11月
遺跡から出土した多量の土器・石器・鉄器などを保管・公開するため、平出遺跡考古博物館が開館する。
歴史民俗資料館
開館
■昭和54年4月
市内の開発に伴う発掘調査の急増による考古資料の増加、生活様式の変化によって消失危機にあった民俗資料の収集・保管に対応するため、歴史民俗資料館を増設する。
周辺の整備と活用 ■昭和58年
平出遺跡内に62号住居を復元し、史跡公園として整備する。

■昭和59年
それまで平出遺跡内にあった3号復元住居を平出博物館の隣に移築し、古墳群を含めた歴史公園として博物館周辺を整備する。
瓦塔館
開館
■平成4年10月
菖蒲沢窯跡から2mを超える全国最大の瓦塔が発見されたことを契機として、それまでの収蔵施設の不足を解消するために瓦塔館を増設する。
以降、平出遺跡考古博物館・歴史民俗資料館・瓦塔館の3館を「塩尻市立平出博物館」と総称する。
遺跡の整備と活用 ■平成9年
平出遺跡の史跡整備事業に着手する。

■平成14~22年
史跡整備事業に伴う発掘調査が行われる。
■平成15年
平出遺跡公園の整備が始まる

■平成24年3月
平出遺跡公園が完成